鍵開けの前に確認しておきたいこと
鍵を紛失した際は、業者を呼ぶ前に以下のことを確認して下さい。
- 無料で利用できるサービスがないか(主に火災保険の鍵開けサービス)
- 鍵を開けるだけで十分なのか?(鍵が開けば合鍵を取ることができるか)
- スピードを重視するべきなのか?
- 概算費用
- 鍵交換の必要性
最初に確認するのは火災保険など無料で利用できる鍵開けサービスの有無です。
火災保険の鍵開けサービスは専用の申込窓口を経由する必要があり、任意で選定した鍵開け業者を使って領収書を保管しても火災保険会社に請求できないので注意しましょう。
その他の状況で鍵開け業者を利用する場合に確認しておきたいポイントは「費用(価格)」、「対応スピード」、「品質(対応力)」の3点です。
評判の良い業者は鍵開けに必要な3つの要素を全て高い水準で兼ね備えています。
鍵開け業者はどこも同じだと安易に考えるのではなく、出張依頼するエリアの中でもスピーディーに対応してくれる業者から実績豊富で評判が良い所を選定するようにして下さい。
駆けつけ時間
人気の高い大手チェーンは最短30分などのスピード駆けつけサービスに対応しています。
ただし、あくまでも最短時間は目安ですので、他の依頼状況によっては長時間待たされてしまう事もあります。少しでも早く来てもらいたい場合は、複数社に問い合わせをして対応可能時間を確認しておきましょう。
鍵開け業者は常に対応エリア内を巡回しています。
拠点が近い業者でも主張状況によっては時間がかかりますし、遠方の業者でも出張スタッフが近隣にいる可能性があります。
店舗の所在地は気にせず、対応エリア内の業者の中から評判が良くて料金に魅力を感じる所を見つけ、優先的に問い合わせしていきましょう。
作業時間
作業時間は鍵開けをしてもらう鍵の種類と、依頼内容によって大きく異なります。
ギザギザの鍵であれば腕の良い業者なら、最短1分ほどの作業で鍵開けが可能です。
昨今、主流になりつつある鍵の平面部分に凹みの入ったディンプルキー(防犯キー)は、まだ対応していない業者もありますが、腕の良い所なら5~10分程度で開けることが出来ます。
逆に、腕が悪くて苦戦する業者や破壊、交換などが絡んでくると30分から1時間ほどの作業時間を取られることもあります。
鍵開けで時間を取られる場合は、作業状況によって対応方法が変わってくるので、依頼者はなるべく作業に立ち会うか、すぐに声をかけてもらえる場所にいることが望ましいです。
シリンダー交換や鍵交換・増設をする場合でも、大半のケースで30分から1時間ほどの作業で終わります。
同じ作業をずっと繰り返すなど作業に苦戦して時間を要している場合は、鍵開け業者の腕が悪い可能性があります。
強引に作業すると鍵の噛み合わせが悪くなるなど不具合の発生する可能性があるので、不安を感じたら出張料や基本料金などの損失が出ても、一度帰ってもらって他の業者に相談した方がいい場面もあります。
鍵開けの相場
鍵開けにかかる料金の相場は以下の通りです。
- 住宅などの鍵開け8,000円~15,000円
- ロッカーやデスクの鍵開け5,000円前後
- バイクの鍵開け7,500円~9,000円
- 車の鍵開け8,000円~10,000円
上記はあくまでも優良業者に依頼した際の相場です。
誤って悪質な業者に依頼してしまった場合、玄関のディンプルキー交換で3万円+出張料を請求されることがあります。
また、地域で出張料が変わったり、深夜割増料金が発生したりすることもあります。
依頼する鍵開け業者によって、請求される料金が2~3倍の差になることも少なくはないので注意しましょう。
全国的に鍵開け業者は、複数店舗を展開している大手チェーンが安心です。
チェーン店は広告を一括して行うことで薄利多売の運営を実現しているほか、定期的に最新ロックの開錠方法についての研修を行っているので、品質が高いです。
逆に、昔ながらのベテラン職人が対応する個人店は腕が良いイメージを持つ方もいますが、鍵開け業界は常に進化を続けているので運営実績が長ければ信頼できるとは限りません。