一般住宅の玄関は防犯キー(ディンプルシリンダー錠)や電子錠が普及しています。
昔ながらのギザギザした鍵(ディスクシリンダー錠など)を利用している方は、防犯と利便性の観点から考えて、鍵交換の検討をおすすめします。
古いタイプの鍵を使っている方は、いずれは見直しをしないと思いつつも、鍵を紛失するなどキッカケがないと行動に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
そして、鍵交換を先延ばしにしている方が気になっているのは、普及状況と比率だと思います。
防犯対策などから鍵交換を検討している方や、これから新築住宅を建てようとしている方および玄関まわりのリフォームを検討している方に向けて、一般住宅への最新鍵の普及状況を紹介します。
鍵交換や新築などで新規に鍵を取り付ける場合、玄関では90%以上の方がディンプルキーか電子錠を選んでいます。
勝手口などはコストの安い昔ながらの鍵を活用する方も見られますが、玄関については鍵業者やハウスメーカー、リフォーム業者が従来からあるギザギザタイプの鍵をおすすめしないことがほとんどです。
鍵のピッキング技術が向上して、ギザギザタイプの鍵は数秒程度で開けられてしまうので、泥棒のプロの手にかかれば鍵としてとしての役割を果たしていません。
また、ディンプルキーは登場した当初は鍵開けや合鍵作成をできる業者が少ない問題がありましたが、昨今はいずれも対応業者が拡大しています。
電子錠は価格や故障リスクがネックでしたが、普及率の上昇とともに安くて信頼性の高い電子錠が増加しました。
最新鍵は普及率の上昇とともに価格や利便性が良い方向に変化しているので、今から鍵交換をする場合はディンプルキーか電子錠のいずれかで検討してみてください。
新築住宅のアルミサッシや玄関を提供しているYKK APによると、2014年時点で新築住宅の玄関ドア約50%に電子ロックを採用しているデータを公開しています(参考記事:PRTIME)。
2009年には10%程度だったところ、2010年代に入ってから普及率が大幅に高まっているようです。
こちらのプレスリリース資料は2015年に出したものなので、現在はさらに普及率が高まっていることが予想されます。
故障やトラブル、導入コストを嫌って未だにディンプルキーによるアナログロックを採用する新築住宅も多数ありますが、今後も着実に電子錠の普及率や新築住宅に採用される比率が高まっていく見込みです。
スマートロックはスマホと連動させたり、インターネットの活用で開錠・施錠および鍵の開錠履歴を管理できる最新ロックシステムです。
ここ数年で着実に普及率を高めてきていて、多くのアナリストが今後も大きな成長を遂げると予想しています。
海外市場調査資料総合サイトのGIIの「スマートロックの世界市場:2018年~2022年」によると、スマートロックは2018年から2022年にかけて14.87%のCAGR(年平均成長率)で成長すると予測しています。
これから間違いなく普及率が高まっていくので、鍵を新しく設置しようとしている方はスマートロックを積極的に検討してみてください。