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もしもの時に役に立つ!火災保険の鍵開けサービスの詳細と注意点

火災保険で鍵開けが無料になる可能性があります。保険会社ごとの鍵開けサービス付帯有無の一覧や無料でできる範囲、実費で業者を呼ぶことと比べたデメリット、賃貸向け家財保険の場合など気になる情報をまとめました。

火災保険で鍵開けが無料に?

火災保険の多くは鍵開けの出張サービスが無料で付いています。
鍵開けが必要になった際は加入している火災保険の内容を確認してみましょう。

 

なお、火災保険を活用した鍵開けは保険会社の電話窓口経由で依頼しないといけません。
自分で選定して直接依頼した業者の領収書を貰っても、火災保険で補償されないので注意してください。

 

 

 

火災保険での対応可否

一般家庭向けの火災保険の鍵開けサービスをまとめました。

 

鍵開けサービスと火災保険の関係イメージ

 

基本補償で対応

原則として全ての契約に鍵開けサービスがセットで付いている保険会社は以下の通りです。

 

  • 三井住友海上(※)
  • 損保ジャパン
  • セゾン自動車火災保険
  • ソニー損保
  • 楽天損保
  • SBI損保
  • 日新火災
  • AIG損保
  • あいおいニッセイ同和損保
  • チャブ保険

※一部プランを除く

オプションで対応
  • 東京海上日動

※オプション加入した場合でも鍵開けは年1回まで

鍵開けサービスなし

以下の保険会社は火災保険に鍵開けサービスが付いていません。

 

  • セコム損保
  • コープ共済
  • 全国共済、都道府県共済
賃貸向け

 

賃貸向け火災保険(家財保険)は全般的に持ち家用火災保険より鍵開けなどの付帯サービスに弱いです。
賃貸向けの火災保険で鍵開けサービスに対応している所の一例をまとめました。

 

  • ジェイアイ
  • 日新火災

 

賃貸向けで人気を拡大させている少額短期保険については、紛失を含めた鍵開けに対応している所を確認できませんでした。
一例としてSBIいきいき少短の場合、鍵穴に異物が詰まった場合の鍵開けのみ補償対象で、紛失による鍵開けは補償対象外になっています。

 

 

 

原則として30分以内の作業

対応時間は基本的に30分以内で

 

火災保険の鍵開けサービスは無料対応できる範囲が限定されています。
詳細ルールは保険会社によって異なりますが、30分以内の作業+出張料を無料で対応するケースが多いです。

 

シリンダー交換や合鍵作成が必要になった場合は、部品代が別途かかります。
鍵開けの大半は30分以内の作業で対処できますが、特殊な鍵や鍵交換も同時にお願いした場合は30分を超えた分の作業料を取られる恐れがあります。

 

火災保険の無料サービスで付いてくる鍵開けサービスは、保険会社直営ではなく外注された一般の鍵開け業者が中心です。
対応する鍵開け業者は保険会社へのクレームを嫌い、高額な見積提示はせず極力無料サービスの範囲内で済ませようとしてきます。
良い表現をすれば強引な勧誘のない良心的な対応ですが、紛失した鍵の悪用リスクが高いシーンでも鍵開けの単体作業しか提案されないことが多いです。
必要に応じて追加費用を払う意思があることを伝え、シーンに応じて複数パターンの見積を出してもらうとよいでしょう。

 

 

 

火災保険のデメリット

火災保険に鍵開けサービスが付いている場合は積極的に利用した方がいいです。

 

ただし、自分で鍵開け業者へ問い合わせをして依頼するよりも対応に時間のかかるケースがあります。
エリアに対する出張スタッフの人数は保険会社によって異なり、タイミングによって駆けつけ時間が大きく変わってきます。

 

一概に火災保険の鍵開け対応が遅いとは言い切れませんが、常時60分以内のスピード駆けつけを期待してはいけません。

 

一般の鍵開け業者へ問い合わせをした場合、近くにいなくても「すぐ行けます!」と嘘をつかれて待たされるケースがあります。

 

提示された時間より到着が大幅に遅れるのは悪質業者のよくあるトラブル事例ですが、火災保険の鍵開けサービスは提示された到着時間の目安通りに来る可能性が高いです。
まずは一度火災保険へ問い合わせをし、どうしてもスピードを重視したい場合は実費対応による他の業者利用を検討するとよいでしょう。